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風の松原 (秋田県) 会報誌No.38掲載 (会員 石崎幸代)
結婚して5年、広島・岐阜、今年の4月より秋田への転勤です。3月、春の香もいまだ遠く、雪の世界に驚いたことを覚えています。広島の瀬戸内海のそばで生まれ育った私にとって、寒さはとても大変です。そして今、秋を感じる頃、もう冬の到来を思わせる東北の気候に、冬の寒さの厳しさをどう乗り越えたらいいか思案中です。

秋田県の「かおり風景100選」は3ヵ所あります。私は能代市の「風の松原」を選びました。秋田市内から約100km、約1時間半のドライブコースです。国道7号線を北に向かって進みます。“秋田美人は秋田米から”といわれていますように、お米が育つ稲作地帯を見ながら、また秋田杉を見ながら、自然あふれる景色を横目に目的地へ向かっていきます。


「風の松原」に足を踏み入れた瞬間、限りなく続いている松林なのに周囲は明るく、青空と松の緑の鮮やかさに驚きました。高くそびえ立つ松の木がたくさん連なり、太陽の光が輝き照らす中、耳を澄ませば鳥の声、目を凝らせば珍しい植物たち……。本当に自然いっぱいの中を森林シャワーを浴びながら歩き進んでいきました。サイクリングコースやジョギングコースなどが充実しています。「健康づくりの道」には下に木くずが敷き詰めてあり、足・膝への負担軽減になるよう配慮されています。道の目印なども親切であり、健康の大切さを痛感させてくれました。また、行き交いすれ違う中、自然と交わされる挨拶の気持ちよさ、すがすがしさは、マイナスイオンのよさとともに人と人とのコミュニケーションの温かさも感じました。

「風の松原」の中には、大森稲荷神社、いこいの広場など施設も充実しており、観光案内所“サン・ウッド能代”の施設内は木を基調とした造りで、ホッと安らぐ温かさを感じながら立ち寄れる気がしました。テニスコート、体育館、会議室の使用なども可能となっており、さまざまな利用形態をとれることもよいと思いました。

風の松原 六冠
・21世紀に残したい日本の自然100選
・21世紀に引き継ぎたい日本の名松100選
・森林浴の森 日本100選
・21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松100選
・残したい日本の音風景100選 ・かおり風景100選


このように、日本の中でこれだけのすばらしい100選に選ばれ、すてきに残そうとしている「風の松原」に、より魅力を感じました。 車社会・ゴミ増大・地球環境問題など自然に悪影響を及ぼしている現実が多い中、「風の松原」のように自然を大切に残しているすてきな場があることに感動しました。「風の松原六冠」のようにすばらしい自然を引き継ぎ、残していけるようなことを日本全体で取り組んでいくことができるといいなと思います。 ひとりひとりが自然の存在を意識し、自然につくり出されたものを大切に守っていく心を忘れないでほしい、忘れないでいたいと改めて思いました。

秋田は夏の東北四大祭りのうちのひとつの“竿灯祭り”、食としてはきりたんぽ、稲庭うどん、いぶりがっこ、そして男鹿国定公園・なまはげなど、楽しく過ごせる場所が多くあります。皆さまもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

幸心〜おなかいっぱい幸せなひととき〜食三昧
楽心〜ほっと一息楽しんで〜温泉三昧
癒心〜心を癒し、くつろいで〜風の松原
心に潤いを、心に栄養を、心に癒しを…
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