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NO.02 牧之原・川根路のお茶(静岡県)
さわやかな初夏の新茶の頃、あたり一面が緑のジュウタンを敷きつめたようになり、どこからともなくお茶の香りがしてきます。そんな牧之原台地に住んでいます。目の前に広がる新茶の緑は、毎年見慣れている私をも感激させ、香りとともに心を癒してくれます。

川根路の茶栽培は鎌倉時代、霧の発生が多く茶の育成に適した静岡の安倍川上流から大井川上流に伝わったといわれていますが、諸説があり定かではないようです。 ここ牧之原台地は明治維新で失業した武士が不毛の原野を開墾して始まり、川根と同様に茶栽培に適した気候で、今日5,000haに及ぶ大茶園となりました。

茶園では、上部に扇風機をつけた電柱を数多く目にします。新芽が出始める頃の気温が下がった早朝、茶園に上層部の暖かい風を送って、新茶を霜による被害から守っています。 新芽が出そうろうと茶摘みが始まり、摘み取られたお茶の葉は製茶工場に運ばれます。高温の蒸気で蒸し、荒揉みから段階的に細かく揉み、乾燥して「荒茶」ができ上がります。 製茶工場からは、香ばしいお茶の香りが漂ってきます。道沿いにある製造・販売の「お茶やさん」に立ち寄ると、茶処ならではのおいしいお茶がいただけます。地元のお茶の香りと味は忘れられないものとなるでしょう。
[写真]
上:摘みとられて製茶工場に運ばれて来た茶葉 これだけ集まってくると、生葉の香りでむせかえるようだ。
中:蒸し機 ここで生の茶葉を高温の蒸気で蒸し上げていく。
下:揉捻機 蒸された茶葉は揉捻機でもみほぐし、茶葉の繊維質を軟らかくしていく。


アクセス
川根路へは、JR金谷駅から大井川鉄道のSLに乗ります。お茶の香りと山間の新緑の中で良質の温泉に入ってストレス解消してはいかがでしょう。
また、東名高速道路相良牧之原インターチェンジを降りて、さわやかな風と緑のジュウタンの間をドライブするのもいいですよ。運がよければ、茶園や牧ノ原公園から富士山も望めます。
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