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| ケイ 川崎 けい・かわさき (有)ケイズケア代表取締役。AEAJ 理事、AEAJ 企画広報委員、IFPA 正会員、厚生労働大臣認定産業カウンセラー。 |
温泉は大地のミネラル、飲泉は新鮮な野菜を食べる以上に貴重な健康づくり 火山帯に位置する日本は、温泉総数2万を超える世界でも有数の温泉国ですが、スイス、フランスにもローマ時代からの古い温泉があちこちに見られます。なぜ温泉は身体によいとされてきたのでしょうか。まず、温熱効果で血行がよくなります。水圧によって筋肉も刺激されます。水中での浮力は浴中運動のリハビリなどにも役に立ちます。温泉に含まれる成分によっての化学的作用も期待できます。 |
| そしてこれらが総合的に働き、血管の拡張や収縮に関与するホルモンや自律神経に作用する物質が体内につくられ、自律神経失調症という病的な状態も正常な状態へ回復するともいわれています。スイスの温泉で有名なのは、 AIGLE 近くの LAVEY LES BAINS SAILLON / OVRONNAZ SION の先の LEUKERBAD YVERDON LES BAINS BADEN BAD RAGAZ ヨーロッパの温泉地は大部分がとても落ち着いた雰囲気の中にありますが、例にあげたこれらはいずれも主に慢性疾患者の保養地になっており、華やかなリゾートというよりも、自然の中で穏やかに包まれてじっくり愉しむという感じを受けます。 |
| この中でも代表的な温泉地ロイカーバートについてお話しましょう。ドイツ語読みのバート(Bad)とあると大体温泉地か水に関係する地名になります。フランス語読みでは、Loeche-les- Bain となります。この温泉地は歴史をひもとくと、紀元前から存在するとても由緒ある場所です。 |
国鉄駅ロイク(Leuk)で下車してから郵便バスかタクシーを利用し、長いだらだら坂を30分ほど昇りきると、そこが海抜1,411mのロイカーバート村の中心地になります。村の広場には直径5mほどの池があり、毎日、地下2,000mから300万?の源泉が湧き出し、リューマチや血行障害に効果があるといわれています。ロイカーバートの、最大の目玉は「アルペンテルメ」と呼ばれている巨大なスパ=温泉施設です。この施設は外部からの日帰り入浴も可能ですが、地下通路でつながるホテル宿泊客の利用が8割ほど占めています。建物は地下1階、地上3階建ての建物で、外層は大理石で覆われています。その中には、エステサロン「クラランス」(Centre de beaute Clarins)やタラソテラピーAファンゴテラピー、アーユルヴェーダ、キュアセンター内にはジム、ソラリウム、鍼灸、という具合に健康施設が充実しています。その他、銀行、レストラン、美容室、ブティックまであります。 |
温水プールは屋内外を含めて、温度の違いや薬効の違いなどで5つ。特筆すべきは、ローマンアイリッシュバス。これは、ほかのプールとは別フロアになっています。というのも、ヨーロッパのスパや温泉は水着着用ですが、ここは裸で入りますし、男女とも同フロアで過ごします。男性トレーナーが4人ほどで全体の管理をしています。サーキット形式で温度差や時間別などフィックスプログラムが組まれていて、各入り口に名称と所要時間が書いてあります。その順序に従って各自が自己管理しながら一巡するというわけです。まず、低温ドライサウナから始まり、中温、高温と進みます。その次に温まったところでボディブラッシング。シャワーを浴びたらスチームサウナに入り、低温浴、水泡浴へと身体をほぐして活性化させていきます。yin & yan(陰陽)と名づけられた温度の違う流れるプールで身体を浮遊させた後は、温かく乾いたシーツに包まれて長椅子で30分ほど休息します。全行程2時間後には、再生し生まれ変わった自分を体験できます。 |
| もうひとつ有名なのが、バートラガッツ(BAD RAGAZ)。充実した温泉施設には、メディカルクリニックも併設されており、ボディマッサージや理学療法などを取り入れて、慢性疾患やけがのリハビリなど、ドクターの管理下でのプログラムが組まれていました。これはどうやら高額なようでしたが。 バートラガッツはスイス東部にあり、13世紀に温泉が発見され、名作『アルプスの少女ハイジ』の中にも登場します。近くには、そのハイジの物語のモデルになったマイエンフェルト村があり、のどかな草原を散歩するコースも整備され、日本人女性が多く訪れているとのことでした。 |
| *** 温泉というと日本人は露天風呂につかりながら、紅葉や雪見酒など季節を楽しむという[静]の文化があります。一方、スイスをはじめとするヨーロッパの温泉スパを十分に満喫し使いこなすには、かなりアクティブな目的をもって楽しむ[動]の要素が必要といえるかもしれません。 |
| 「ロイカーバート観光局」 http://www.leukerbad.ch 「バートラガッツ観光局」 http://www.badragaz-tourismus.ch/en/welcome.cfm? |

火山帯に位置する日本は、温泉総数2万を超える世界でも有数の温泉国ですが、スイス、フランスにもローマ時代からの古い温泉があちこちに見られます。
国鉄駅ロイク(Leuk)で下車してから郵便バスかタクシーを利用し、長いだらだら坂を30分ほど昇りきると、そこが海抜1,411mのロイカーバート村の中心地になります。村の広場には直径5mほどの池があり、毎日、地下2,000mから300万?の源泉が湧き出し、リューマチや血行障害に効果があるといわれています。ロイカーバートの、最大の目玉は「アルペンテルメ」と呼ばれている巨大なスパ=温泉施設です。
温水プールは屋内外を含めて、温度の違いや薬効の違いなどで5つ。特筆すべきは、ローマンアイリッシュバス。これは、ほかのプールとは別フロアになっています。というのも、ヨーロッパのスパや温泉は水着着用ですが、ここは裸で入りますし、男女とも同フロアで過ごします。男性トレーナーが4人ほどで全体の管理をしています。サーキット形式で温度差や時間別などフィックスプログラムが組まれていて、各入り口に名称と所要時間が書いてあります。その順序に従って各自が自己管理しながら一巡するというわけです。