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| ケイ 川崎 けい・かわさき (有)ケイズケア代表取締役。AEAJ 理事、AEAJ 企画広報委員、IFPA 正会員、厚生労働大臣認定産業カウンセラー。 |
アロマテラピーの普及とその他の療法スイスにおいてアロマテラピーは、大きく総合的にくくったいい方をしてしまうと“マイノリティー”というところです。サロンのメニューには必ずといっていいほど載っていますが、目立って流行っているというわけでもないようです。 ジュネーブに関していえば、街の商店でも、エッセンシャルオイルを置いている専門店はありませんし、薬局の棚の片隅にほかのハーブティーと混じって、ちょこんと申し訳程度にあるだけ。私の場合、土曜日に朝市が立つので、その際、ドイツの精油を買っています。 |
| いつもちょっと変わった精油を買ったりするので、お陰でお店の人とは顔なじみになりました。いろいろと情報を教えてくれたりするので、とてもためになります。大がかりな本屋も、健康に関する総合コーナーにアロマセラピー専門書は2割程度でしょうか。最も多いのは、50歳代からのエイジングに関するもの。お肌(美容)を含め、いかに健康に充実した生活を送るかというのが大きなテーマです。その他ではフランスの影響が強いのか、植物療法の本が目立ちます。東洋医学も指圧、鍼灸、禅など少数派ですが注目されているようです。 |
先日、やっとハーブショップを町のはずれに見つけました。住宅地にあり目立つこともなく見過ごしてしまいそうな場所です。ここではエッセンシャルオイルが30種類ほどありました。ほかには、大きな紙袋にどっさり詰まったハーブティーや、茶色遮光ビンに簡素なラベルが貼ってあるだけのハーブティンクチャーなどが棚に並んでいます。薬剤師かハーブ療法士かが相談にのってくれて自分の症状に合ったものを買うことができます。一番品揃えがよいのは、精油やハーブからの抽出液でつくったミックス入浴剤や、ミックスマッサージオイルなどでした。ショップの裏手の作業場で、どうやらオリジナルレシピで手づくりしているようでした。さすがに見学はさせてもらえませんでしたが。 |
| ホメオパシーも薬局で相談して買うことができます。こんなとき、薬剤師は頼りになる相談員です。フランス人の友人はもっぱら健康管理や病気に関してホメオパシーを使っていました。私もこちらでストレスの多いときや試験の当日などに使いました。 |
| 街中では、自然の香りや植物(ハーブ)を使った入浴剤などのサニタリー用品はかなり普及しています。ヘアケア用品にもカモミール入りのが多く目立ちます。スーパーなどで観察してみても、かなりの割合で自然派用品を選んでいる人が多いのに気がつきます。しかし、そのような意識をもっている人たちも精油自体を買ったり、自分で症状に合わせて専門的な精油をブレンドするという意識は低いようです。 |
| 医療事情 ジュネーブは高水準の医療制度が完備されていますが、国家の直接運営する医療(健康)保険制度がありません。民間保険会社の医療保険を買うわけです。それらの医療保険がとても高いスイスですから、深刻な病気になる前に未病の段階で何とか防ぎたいという意識は高く、少しでも異常があればすぐに自分のホームドクターにとりあえず相談します。ホームドクターはそのほとんどが総合医(genenaliste)などの入院施設をもたない開業医(medicin praticien)です。スイスの医療制度は医薬分業を原則としていますので、処方せんをもって薬局で薬を買います。 |
| OICM(Office Intercantonal de Cotrole des Medicaments)という組織が、市販の医薬品の品質試験を実施し、その用途や危険性に応じてABCDEの5つに格づけしています。AとBにランクされる薬は、処方せんによってのみ購入可能な薬で、特にAは麻薬や、医師の監督下使用しなければならないものです。Bは、注射薬の大半と、法定伝染病、性病、悪性腫瘍などの治療薬。Cは薬局で処方せんなしで買える薬、Dは薬局でもドラッグストアでも買える薬、Eは法律で販売が規制されている特種な薬物を含む洗剤や殺虫剤などです。 |
| 医療機関は私立病院や開業医などの私立と、州立病院など公立のものがあります。診療を受けるには、緊急の場合を除き予約が必要です。 |
| 私も肘をけがした際、知り合いの総合医に翌日予約を入れてもらい、腕専門医を紹介してもらいました。こちらではかなり細かく専門ごとに別れているようです。 |
| 開業医クリニックもサロンと同様に居住用のマンションにあります。注目すべきは、そのマンション全体が複数の専門ドクターのクリニックの集合体だったりすることです。これはグループ診療所(Groupes Medicaux)と呼ばれています。レントゲン撮影や医療検査を行う機関が併設されている場合が多く、スピーディな検査と医師同士の連絡が緻密にとられている点が特徴です。 |
| 州立病院は、ジュネーブ州立大学病院(HUG= Hopital Cantonal Universitaire de Geneve)、老人病院、精神病院などから構成され、ジュネーブ大学医学部とジュネーブ州が共同で運営するベッド数2,187のスイス最大の病院です。年間の入院患者数は約4万5,000人、外来者数は50恊l以上を数えています。州立病院には、各科ごとに付属外来診療所(Policlinique)が設けられ、予約をすれば誰でも外来診療が受けられます。緊急の場合は、ジュネーブ州立大学病院内に、緊急医療センターがあります。入院治療には、複数の医者が交代で担当する比較的安い一般治療と、医学部教授クラスが個人患者を治療し、かなり高額な治療費の特別治療とに分かれています。その際、デポジットも数百万円になることがあるようです。 |
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アロマテラピーの普及とその他の療法
先日、やっとハーブショップを町のはずれに見つけました。住宅地にあり目立つこともなく見過ごしてしまいそうな場所です。ここではエッセンシャルオイルが30種類ほどありました。ほかには、大きな紙袋にどっさり詰まったハーブティーや、茶色遮光ビンに簡素なラベルが貼ってあるだけのハーブティンクチャーなどが棚に並んでいます。