HOME > AEAJマガジン > アロマテラピーワールドマガジン > ガーナ編第3回 |
|
|
| 宇田川 僚一 うだがわ・りょういち
(株)生活の木常務取締役。1975年以来ハーブ・アロマテラピーの開発・普及に取り組む。(社)日本ホビー協会理事、全国ハーブサミット連絡協議会委員、地域中小企業支援センター専門家、中小企業金融公庫成長新事業育成審査員、当協会理事・環境委員会委員長。 |
| 「ダシバ!」(おはよう)と、またやってまいりましたサグナリグウーマントレーニングセンター。弟子たちの懐かしい顔を見るのもつかの間、目は乾燥棚に向かいます。「おお、できてる!」と。 |
| 前回から約2ヵ月後、乾燥しているであろう96バッチの石けんを、整形、検査、包装、梱包し、日本に輸出、9月に開催されるアフリカンフェアに間に合わせ展示する使命を帯びての訪問です。 乾燥棚を確認してから、あらためて6人の教え子との邂逅です。短い間なのに何ともいえない感情が湧いてきます。みんなも何か照れくさそうな様子でまぶしそうにこっちを見ています。アビバが代表してか、盛んに何かいっています。こっちも「カウラ(元気)だったか?」なんて多分通じないでしょうが、いい返します。でもこれでお互いの気持ちがいっぺんにひとつになります。いい風景です。「さあ、今度は大変だぜ、頑張ってちょーだいよ」とスタートです。 |
1.2度目の活動概要
|
2.2度目の事前計画
|
| 3.2度目の実行計画(2006/7/28〜8/16) 7/28(金) 11:30 成田発、16:20アムス着、シェラトンホテル泊。 |
| 7/29(土) 13:35 アムス発、18:15アクラ着。中本・マイケル各氏合流、ノボテル泊。 |
| 7/30(日) 8:00 集合、12:30アクラ発(国内線使用)、13:30タマレ着、宿舎マリアムホテルへ。 14:00 マリアムホテルにて打合せ。今回の目的、検査、作業工程等々、アディサさん、草苅さん、マネージャーと、当方3者で打合せ。工程・管理・検査の流れと、今回の作業を説明し、その役割分担とスケジュールを説明(工程・検査記録の流れ…調合、カット加工、ロット試験、包装前全量検査、包装加工、包装後全量検査、最終出荷判定。作業の流れ…整形、検査、シュリンクラップ、帯包装、カートン詰め、出荷、輸出入受け渡し)。 16:00 ミーティング終了。マネージャーのモハメッドを責任者と決定。 |
7/31(月)
8:00 サグナリグウーマントレーニングセンター到着。出入り口が2重扉に改善されている。が、ベニヤ板で作成してあるため暗く、ちょっと暑い。また、外側の網戸をはずして、そのまま一枚内側に取りつけてあるためハエが入ってくる。もう一枚外側にも取りつけるよう指示。10:00 までミーティング。アディサさん、草苅さん、モハメッド、そして6人。元気そうだ。今回の目的説明。特に整形する必要性を詳しく。サイズの統一、g数表示、その±5%を。工程・検査記録の流れを説明。整形・検品・シュリンク・帯巻き・カートン詰めの今回作業の流れと、すべては工程・検査表によって仕事とモノが流れることを説明し、さかのぼって調合・カット工程のチエック、記入方法を指導。この段階を先に済ませるよう指示。作業台テーブルを設定。整形台、検品台、シュリンク台、ロットNO刻印台に大分けし、必要備品、機器を配置。それぞれのテーブルに役割をもたせる。調合・カット工程の記入と、今後の流れ作業を確保するため、乾燥棚に置かれた石けんを44個のロットごとに積み上げ、ひとまとまりにさせる。ロットNO刻印台で、帯包装紙を44枚ごとにまとめさせる(アビバがこの44を数えるのに苦労している。10枚ずつ数え、まとめるよう指導)。 カートンを仮組み立てし、その中にロットごとの石けんとNOを刻印された帯包装紙、工程・検査記録表(3枚つづり)をワンセットにして入れ、この状態での流れ作業の形をとることにした。シュリンク台がポイント。なんと隣室にあった大きなシュリンクカッターは、一業者が自社のバター買い付け用に持ち込んだ物で、すでに持ち去られていた。アディサさんも用意がなく、日本から持っていった20cmのシュリンクカッターがなかったら、途方にくれるところだった。 そのシュリンクのお手本を見せようとしたが、外部から引き込んだ電源が入らない。コンセントに異常があり、修理。一時通電、カットはOK。アイロンでシュリンク(ちょっと熱が弱いが一応シュリンクする)。2個目のシュリンクカット時に停電、明日にする。万一の場合はホテルに持ち込みシュリンク作業を覚悟する。シュリンクカッター組み立て時に、横についていた刃で右人差し指を切る。昔のカッターにはこんな刃はついていなかった。しかしこれも細心の注意が足りなかったと反省。皆にも注意を喚起した。本日の成果。調合記録、カット加工記録、帯包装紙ロット分け完了 15:00 終了。 |
8/1(火)
8:00 作業開始。各テーブルにて人ごとに仕事分け。アダムにロットNO押印指導→できる。ルカヤ、サナトに整形指導→遅い、不揃い。サマタにシュリンク袋をハサミでカット指導。11.5cmにカット→できる。アビバ、アドライにカット後のロットの破片を使って検査を指導。石けん1g:水100gで溶解し、PH検査、異物の有無、色、香り等々を検査する。英文字の関係からモハメッドを責任者に指名。途中からアドライにカートンの仮組み立てを指示。マネージャーのムサが手伝ってくれる 11:00 の休憩までにカット、検品作業がロットNO2までしか終わらない。実質8日間でロットNO96まで仕上げなくてはならない。それもシュリンク、帯巻き、カートン詰めまでを…。40分の休憩中に、自分でカットをやってみる。1バッチ44個を15分でできた。担当替えを図る。アダム、サマタ、カット担当→早い。約20分で1ロット整形。ルカヤ、シュリンク袋カット。気がつくとハサミが使えない。カッターで切るというので、木板でカット台を作成。ところができず。ハサミ、カッターと何度か試みるも断念。中止し後回しに。サナト、アドライ、検品→何とかモハメッドにいわれてやっている。アビバ押印。ちょっとの間に20枚ほどミス。ギュッと押しつけるため数字がつぶれてしまう。手首なり小指なりを台に当てて、「軽くスナップで押せ」というもできず。アダムが教えにきたがだめ。そこで再度体制を変更。幸い電気がきたので、工程にシュリンク、ドライヤーを入れる(これなら誰でもできる?)。アビバ、サナト、ルカヤで、袋カット、袋詰め、ラッピング前総量検査の重量量り、形状検品と、シュリンクカット、ドライヤーまでやらせることにする。 15:30 からミーティング。 |
| [本日のワンポイントミーティング] 明日から1日15バッチのカット目標。その流れで検品、シュリンクまでを6日で終了予定。最終2日は全員で帯巻き。各人スピードアップを心がけるよう指示。本日の成果。カット8バッチ、シュリンク1バッチ終了。 明日のシフト。アダム、サマタ、カット。アビバ、ルカヤ、サナト、シュリンク。アドライ、検品。押印はマイケルに頼もうと思う。終了間際、停電!! |
| [本日の工夫] スタンプ押印は重ねた帯を縦に置くと見当がつけやすい。シュリンク袋カット。11.5cmの当て型をダンボールで作成。PHテスト。精製水の代わりに一度沸騰させた湯を使用。石けんも温度で溶けやすい。一石二鳥。16:00終了。 |
| 8/2(水) 8:00 作業開始。本日より本格作業。幸い手伝ってくれる人たちがいる。A2000Nの女性1人、マネージャーのモハメッド、ムサ。そしてマイケルとわれらが運転手のヤコブ。そこで作業体制を整える。カットをアダム、サマタ。検査(PH含む)をモハメッド、アドライ。検品(重量含む)・シュリンク・ドライヤーをアビバ、サナト、ルカヤ、ムサ。遊撃隊は私と中本氏の体制。検品・シュリンクテーブルは比較的に誰でもできるので安心。休憩後、帯巻き作業を自ら始める。最終2日でと思っていたが、手伝ってくれる人がいるので開始。やってみてからアダム、サマタに指導→できそうだ。次にルカヤ、アビバを巻き込んで指導するが大変。止めておいたほうがよさそうだ。やはりアビバ、ルカヤ、サナトはシュリンクか。 |
| [本日のワンポイントミーティング] シュリンク、帯巻の大切さ。この最終状態を日本の消費者が、見て、選び、購買する。意識をもて。押印は全ロットNO完了。明日から量産体制で臨む。カットはアダム、サマタ。検査はモハメッド、アドライ。シュリンクはムサ、アビバ、ルカヤ、サナト。帯巻きは手のあいている者が行う予定。 本日の成果。カット20バッチまで、検品18まで、シュリンク4まで、帯巻き完成品1バッチ終了。本日までのところ、規格外品は10pcsほど。再カットするサイズの見当がピタリ当たった。 |
| [本日の工夫] シュリンク袋のカット、1枚ずつカットするのではなく、型板紙に巻きつけたものをカッターナイフでいっぺんにカットするよう工夫。一度に4〜50枚はカットできるようになった。石けんカッター台、2寸釘で溝を掃除する。大正解。雨のため暗くて、われわれ日本人は作業に支障あり。切れていた天井蛍光灯を2つ交換してもらう。16:00終了。 |
| [1/2 page] |
|

8:00 サグナリグウーマントレーニングセンター到着。出入り口が2重扉に改善されている。が、ベニヤ板で作成してあるため暗く、ちょっと暑い。また、外側の網戸をはずして、そのまま一枚内側に取りつけてあるためハエが入ってくる。もう一枚外側にも取りつけるよう指示。
8:00 作業開始。各テーブルにて人ごとに仕事分け。アダムにロットNO押印指導→できる。ルカヤ、サナトに整形指導→遅い、不揃い。サマタにシュリンク袋をハサミでカット指導。11.5cmにカット→できる。アビバ、アドライにカット後のロットの破片を使って検査を指導。石けん1g:水100gで溶解し、PH検査、異物の有無、色、香り等々を検査する。英文字の関係からモハメッドを責任者に指名。途中からアドライにカートンの仮組み立てを指示。マネージャーのムサが手伝ってくれる