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精油の基礎知識
精油(エッセンシャルオイル)とは
精油は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。

アロマテラピーは、その自然からの贈り物である豊かなアロマ(=aroma:芳香)を私たちの心と身体の健康に役立てる自然療法、または植物療法の一つです。
しかし精油は植物の花や葉、根などから抽出される際に、自然の状態に比べかなり濃縮されています。ですからアロマテラピーでは、その濃縮された精油を心身にとって安全で心地良く受け入れるために、植物油などのキャリアオイル(=carrier:精油を薄めて身体に運ぶもの)などに必ず希釈して使用します。

市販されている精油は、5mlや10ml入などの小さなボトルに詰められています。通常、使用する時に一気に流れ出ないように中ぶた(ドロッパー)がついており、一滴づつ滴下できるようになっています。
※ドロッパー付き瓶の精油1滴は約0.05ml(メーカーによって異なる場合があります。)
※ドロッパーがついていない場合はスポイトなどを用います。

精油の例
抽出部位 主な植物
・カモミール ・ローズ ・ネロリ ・イランイラン
・ローズマリー ・ペパーミント ・ティートリー ・ゼラニウム
花と葉 ・ラベンダー ・クラリセージ
果皮 ・ベルガモット ・レモン ・グレープフルーツ
樹脂 ・ベンゾイン ・フランキンセンス
・サンダルウッド
液果 ・ジュニパー
精油はどうやってつくられるの?
水蒸気蒸留法
原料の植物を蒸留釜に入れ、直接蒸気を吹き込んだり、釜に入っている水を沸騰させたりして、その水蒸気で植物の芳香成分を蒸発させます。
この芳香成分を含んだ水蒸気は、次に冷却槽を通って冷やされるうちに液体に戻ります。ここで上に浮いた芳香成分を、水と分離して精油として得ます。
なお、抽出の際に発生する水の中には水溶性(水に溶けやすい性質)の芳香成分が溶け込んでいます。この「水」を「芳香蒸留水」といい、ローズ・ウォーター、オレンジフラワー・ウォーター、ラベンダー・ウォーターなどとして利用されます。
圧搾法
柑橘系の精油は、その果皮を昔は手で圧搾して、スポンジに吸わせて回収していました。
現在ではローラーで圧搾し、分液精製などの作業が機械化されています。
その他の方法
・溶剤抽出法
・超臨界流体抽出法
精油が心と体に作用する経路
嗅覚を通しての精神・生理作用
香りの分子が鼻の奥の嗅上皮に達し、信号として嗅神経を介して脳へと伝わります。そこで精神的・生理的に作用します。
経皮吸収
皮膚の表面(表皮および付属器)から真皮へと吸収され、真皮にある毛細血管まで成分が到達し、全身を巡る循環に乗ります。
吸入による作用
呼吸と共に肺の肺胞から血管系へ入り、血流にのり全身に作用します。
飲むことによる摂取(当協会では、推奨いたしません)
フランスを中心に多くの有効な例の報告がありますが素人判断での飲用は危険を伴いますのでお止めください。
精油に関するFAQはこちら
FAQ